事後処理
事後処理フェーズでは、検収完了後に残る後処理を片付けます。請求処理、クライアントアフターフォロー、メンバーアフターフォロー、振り返り、得られた知見の保管を扱います。
1 請求処理
契約に従って請求書を発行する
検収完了の合意が取れた段階で、契約条件に従って請求書を発行します。請求金額、支払期日、振込先などはすべて契約書で決まっているので、それに沿って処理します。
入金を確認するまでが範囲
請求書を出して終わりではなく、期日通りの入金確認までを担当範囲に含めます。期日を過ぎても入金がない場合は、クライアントに状況確認を行います。
2 クライアントアフターフォロー
契約上の対応義務を履行する
保証期間中の対応や、納品後の問い合わせ対応など、契約上の義務として残っているものを履行します。フィニッシングフェーズで洗い出した残タスクを、ここで実行します。
関係維持のためのコミュニケーションを取る
契約上の義務とは別に、次の機会につなげるためのコミュニケーションを取ります。納品物が実際にどう使われたか、結果はどうだったかなど、クライアント側の状況を聞く機会を設けます。
3 メンバーアフターフォロー
報酬の精算を完了させる
メンバーへの報酬支払いを、契約条件通りに完了させます。クライアントからの入金とメンバーへの支払いを混同しない運用にします。
次回以降の協業に向けた関係を整える
プロジェクト中の評価をメンバーに共有し、次回以降の協業の可能性について話します。良かった点だけでなく、次に組むなら変えたい点も率直に伝えます。
4 振り返り
プロジェクトを通じて起きたことを記録する
計画通りに進んだこと、ずれたこと、想定外だったことを整理して記録します。記憶が新しいうちに行います。
事前準備フェーズの設計の妥当性を評価する
振り返りの中心は、事前準備フェーズで組んだ設計がどれだけ妥当だったかの評価です。要求定義、予算設計、工程設計、チーム設計のそれぞれについて、現実とどれだけ合っていたかを確認します。
5 得られた知見の保管
次のプロジェクトで使える形に整理する
振り返りで出た内容のうち、次のプロジェクトで再利用できる知見を抽出して保管します。個別の事情に依存する話と、一般化できる話を切り分けます。
保管先と検索性を確保する
保管しただけで参照されない知見は使えません。知見をためる場所を一つに決め、後から検索して取り出せる位置に置きます。